借地権の遺産分割相続

投稿者: | 2016年12月27日

借地権という資産は、所有者が亡くなった場合、次の世代へ相続するのが一般的です。ですがご存知の通り、”相続”という作業には何かとトラブルも付きものです。特に、相続人が複数いるともなれば、所有権を争い仲違いが起きてしまうかもしれません。問題を起こさず円満に相続するため、気をつけておくことはあるのでしょうか。

 

遺産分割相続の方法を知る

相続人が複数いる場合のため、借地権をはじめとした遺産には分割相続の手続きが存在します。公的な書類「遺産分割協議書」を正しく作成することにより、取り決めた割合のもと、正規に分け合えます。分割相続する場合は、相続人名をそれぞれ正しく記入し、また分配遺産の詳細もしっかり記載します。のちのトラブルを避けるため、相続人が集合している状態で全員納得のもと作成していくと安心です。

 

個人での作成より専門家への依頼がベスト

遺産分割協議書は、上記の通り自分でも作成できます。ですが、数百、数千万単位の遺産である場合も考えられるため、個人での安易な取りまとめはあまりおすすめできないのが実際のところです。全員の総意で作成したとしても、書類が効力を持たないともなれば、のちにさらなるトラブルを招いてしまいますからね。

 

遺産分割協議書を依頼するなら、司法書士に相談する形が一般的です。決して珍しくない案件なので、スムーズに取り合ってくれるでしょう。のちの売却や譲渡問題においても相談できる心強い味方となってくれるので、依頼して損はありません。